環境変数とはなんですか?
環境変数とは、プログラムの実行環境を設定するための変数です。変数の名前と意味はあらかじめ決まっているため、環境変数を読み込めばシステムの設定がある程度分かるようになっています。
IP Address Learning 4.4.1 ブラウザからわかる情報とは 「環境変数とは」
どうやって環境変数の情報を取得しているのですか?
環境変数チェックで表示される情報の多くは、ブラウザがWebサーバに送信するリクエスト情報を元にしています。結果のうち、項目名に(JS)という表記が入っている項目については、リクエストに含まれる環境変数ではなく、JavaScriptによって取得されています。
そのため、JavaScriptを無効化している場合、これらの情報は取得されません。
なぜブラウザから情報がわかるのですか?
HTTP通信は、ブラウザ側がWebサーバ側へ送信する「リクエスト」と、Webサーバ側がブラウザ側へ送信する「レスポンス」によって、双方向通信が成り立っています。
リクエスト時には「リクエストヘッダ」というデータが送られ、レスポンス時には「レスポンスヘッダ」というデータが返ってきます。「リクエストヘッダ」には、クッキー(cookie)の情報や使用しているブラウザの情報などが含まれ、「レスポンスヘッダ」には、サーバの情報や処理が正常に完了したか、などの情報が含まれています。
(参考サイト:http://viral-community.com/other-it/http-1873/)
IP Address Learning 4.4.2 ブラウザから情報がわかる仕組み
プロキシサーバとは何ですか?
「IPひろば」では、HTTP通信を仲介する代理サーバのことを指します。内部ネットワークと外部ネットワークとが直接通信ができない場合に、内部ネットワークのコンピュータから外部ネットワークへのアクセスを中継する位置に設置します。プロキシサーバはセキュリティを高めるためや、アクセス高速化、データ変換などの目的で設置されます。
IP Address Learning 4.2.1 プロキシサーバ(Proxy Server)とは
ユーザーエージェントとは何ですか?
ユーザーエージェントとは、クライアントプログラムがWebサーバへアクセスするときに送信する情報のひとつで、「Webサーバへアクセスしているプログラムの名前」の事です。
そのWebサーバにアクセスするプログラムの名前を示す、といういわば「自己紹介」とも言うべきデータです。ユーザーエージェントの情報には、ブラウザの名前やバージョン、どんなOSを利用しているのか、といったことが記されています。
アクセス解析では、この情報を記録、解析することで、ブラウザ名やOSなどの統計を出しているのです。
(参考サイト:http://markezine.jp/article/detail/112)
IP Address Learning 4.4.2 ブラウザから情報がわかる仕組み 「UserAgent(ユーザーエージェント:UA)とは」
なぜJavaScriptを使っているのですか?
下記リンクの説明を参考にしてください。
IP Address Learning 4.4.2 ブラウザから情報がわかる仕組み 「JavaScriptを活用した解析」
「IPひろば」ならではの情報があるのですか?
接続環境情報(利用回線の情報、プロキシ利用の有無)や国・地域情報は、通常のリクエスト情報からは分かりません。
「IPひろば」はアクセスユーザのIPアドレスを元に位置情報や接続環境情報を取得しているため、これらの情報を確認することができます。
弊社は自社調査によってIPアドレスと位置情報・企業情報・環境情報を紐づけたデータベース「SURFPOINT」を作成し、APIサービスやアクセス解析ツールという形で提供しています。
通常のリクエスト情報から得られる情報には限りがありますが、それ以外にもIPアドレスなどアクセスユーザに付帯する情報を活用することで、得られる情報は広がっていきます。